酸化ニッケル : Ni2O3

ニッケルは茶色〜緑色〜青色と変化に富む着色剤です。
下の写真は亜鉛結晶釉に酸化ニッケルを1.5%添加し、酸化焼成した結果です。左より、ケイ酸が少なくアルミナの多い調合では、緑色の細かな結晶によって緑色亜鉛マットとなり、アルミナとケイ酸の少ない調合では、茶色の光沢釉の中に青色の大きな結晶が広がり、ケイ酸が多くアルミナの少ない乳白しやすい調合では、肌色(茶色が白くなって)地に空色(青色が白くなって)の結晶が点在しています。
Ni2O3は黒色粉末、NiOは灰緑色粉末。


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